私が貢献できること
6次産業化プランナーとして、農林漁業者様からの相談を受け伴走型のサポートをして参りました。こんなことをしたい!こんな商品を作りたい!儲けたい!と様々ですが、相談される方々の想いには「この地域の現状を何とか変えたい」という共通点がありました。私は、相談者の思いに寄り添いながら、地域資源を活かした成功事例を実装する人材を育成し、持続可能な農林漁業者様の想いを実現することに貢献します。
■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果
年月日 | 地域 | 農林水産物 | 専門分野 | 概要・成果 |
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2014/04-2016/03 | 宮城県東松島市 | 米 野菜 | 農山漁村資源活用 | ・若手の担い手農業者の起業支援(株式会社での法人化、効率的な営農を継続するための資機材購入のための資金調達など) *資金調達の支援額:700万円(味の素冷凍食品様支援金)⇒津波被災したふるさとの農地を荒れたままにしたくない想いを形にするために創業を支援した。しかし、震災前は、地域の稲作を集約化(120㌶)し営農している農業生産法人に籍を置き農業に従事していたことから、畑作に必要な資機材を所有していなかった。そのために、復旧関連の補助事業が活用できず、都市住民のボランティア受入れで栽培を行ったが、生産計画に沿った労働力にミスマッチが続いた。必要なし農業機材を購入する与信力は有るが、津波被災地域の規模の小さい農地を点々と借り受けて営農を行っているため、返済に伴うコストは経営上厳しいと判断し、民間の支援金を選択することにした。支援金を活用しどんな経営を実現するのか?創業の想いは実現できるか?など経営陣やスタッフとの合意形成に努め、営農に必要な最低限の資機材の購入及び加工所の整備に必要な資金に支援金を充てるために、支援金に応募することにし、申請書類の作成支援を実施した。 このような取り組みを通して、営農を進める具体的なビジョンを経営陣やスタッフと一緒に考える機会を実現した。 |
2016/04-2018/04 | 宮城県塩竈市浦戸諸島 | 牡蠣 | 農山漁村資源活用 | 東日本大震災で被災して、事業再建できていない牡蠣養殖漁家の再起支援。 殻牡蠣1個75円程度の価格だったことから、自宅で簡単に牡蠣小屋を体験できる蒸し牡蠣セットを提案し、殻牡蠣300円程度まで価格で売れるビジネスモデルを実装し、当該地域のふるさと返礼品としての販路開拓などを支援した。 6次産業化プランナーとして支援した |
2013/04-2015/03 | 宮城県丸森町 | 雑穀等 | マーケティング戦略 | 体験型・地域交流カフェ「つぶっこ」(宮城県丸森町)起業及び経営支援。 [支援内容]2013年6月オープンに向けた起業支援を本格的に行いました。支援内容:①創業の形(個人か法人かの選択)②カフェオープンまでのスケジュールの作成と管理や資金計画③途中で不安になり挫折しないように寄り添う伴走者④商品開発(地域資源を活用した6穀入シホンケーキ開発やブルーベリーを栽培しジャムやジュースとしての商品化支援)。イベントなどを通した集客を実現していったが、創業当初から目玉商品である6穀入シホンケーキの賞味期限が短く、商品ロスが発生することが課題であった。ラスクへの消費者ニーズの高まりを捉え、賞味期限が切れる前に付加価値の高い商品にすることを提案し、6穀入焼きシホンケーキを開発支援した。2014年丸森町観光物産協会主催「第4回もりもり特産品大賞(グランプリ)」を獲得した。また、自慢のコーヒーと6穀入焼きシホンケーキのセット販売を始め、1ヵ月で100セットを売上げた。 |
2017/11-2017/11 | 宮城県 名取・大崎会場 | 農産物 | マーケティング戦略 | 宮城県6次産業化プランナーとして、宮城県から依頼を受け、2017年11月27日・28日両日 農産物などの生産者を対象にした、6次産業化についての講師及び個人相談会での講師をした。 |
2021/11-2022/11 | 宮城県塩竈市本町 | 関係人口創出 | 国のGOTO商店街は、3密対策等の感染拡大防止対策を徹底しながら、商店街等がイベント等を実施することにより、周辺地域で暮らす消費者や生産者等が「地元」や「商店街」の良さを再認識するきっかけとなる取組みです。 そこで、マイクロツーリズム(自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光のこと)の買い回り版による生産者と商店街を繋ぎ、地元の特産品を再認識し、連携して取り組みを進めるための、事業計画作成支援及び地元生産者と商店街のマッチングを実施し応募するための地域連携などのコーディネートをした。 | |
2021/06-2022/03 | 宮城県塩竈市浦戸桂島 | 浅海養殖など | 関係人口創出 | 島外の単位老人クラブ向けに、同クラブの活動補助事業に該当する(健康増進活動)の健康事業に該当する、離島の自然と地域資源を活用した企画を提案し、交流人口受入れモデル事業を実装する為に、地域の人材を育成支援した。(島の自然に触れながらグラウンドゴルフの体験会で島民との交流、お昼は、地域食材を活かした食生活改善メニューで開発したお弁当を食べながら交流) |
2021/05/03-2022/03/17 | 宮城県塩竈市 | 刺し網漁業で漁獲された未利用魚 | 商品開発 コミュニティの活性化 | 【概要】 令和3年度に地元漁業者から聞き取りを実施し、魚市場での取り扱いの在り方について不満足に感じている魚種(ヒラメ)を活用した新メニューを開発し、地元消費者に食材の魅力を伝え、地産地消の意欲を醸成し、生産者と料理人と消費者を繋げる事業を目指す支援実績を活かして、「食べて元気にフレイルを予防」をテーマに、高齢者等が主体的に参加しやすい事業を企画し、支援住民が家庭で継続的に地産地消に繋がるように「地産地消×食べて応援」として、特に、刺し網漁業を営む地元漁業者への支援もあわせて組入れ、地元で水揚げされる魚類(未利用魚の利用)を食材とした料理教室を開催し、漁業者(震災後移住した若い漁業者含む)と料理人が、住民と交流を通して新商品開発などへ繋げる事業を実装した。 【成果」 令和3年度に飲食店担い手(後継者)と地元食材「ヒラメ」を活用した新メニューとして、ヒラメの漬け丼を開発して、定番メニューにすることができた。 令和4年度は、離島の刺し網漁師(地域おこし協力隊を経て定住した若手漁師)を巻き込み、地元で水揚げされる魚類(未利用魚の利用)を食材を活かした新商品開発を地域住民の高齢者との交流を通して実施し、市場に流通しづらい傷がある「ヒラメ」と「鱈」と「穴子」を利用して、「ヒラメ」の切り身を真空冷凍し漬けタレも付けた漬け丼用のサンプル試作をした。「鱈」は、焼き物と昆布を挟んだ生食用の真空冷凍した商品を開発した。 交流した高齢住民に試食していただいたところ好評で、移動販売車などに並べてほしいという要望が出され、ファン形成にも成功した。 |
2021/07/06-2021/12/07 | 宮城県塩竈市 | 浅海養殖 ワカメ | 国の補助金活用支援 浅海養殖漁業担い手人材育成 | 【概要】 年間1億円程度の水揚げをしている、浅海養殖(ワカメ)事業者から担い手となる若手人材を雇用しているが、人材育成に関する支援事業を活用したいと相談を受け支援を実施。 【成果】 水産庁の令和3年度「経営体育成総合支援事業」公募につなげた。 支援対象事業者が、宮城県漁協塩釜総合支所所属浅海漁業者であることから、JF宮城漁協塩釜総合支所と連携しながら、支援対象者をどのように支援するか協議し実施した。 ① 「経営体育成総合支援事業」の事業実施主体公募の申請書類作成は、宮城漁協塩釜総合支所が行う。 ②当該、支援対象事業者が、令和3年度「経営体育成総合支援事業」の支援対象に選定された。 ③担い手 1名を確保できた。 |