小島由光(こじまよしみつ)

株式会社スーパーソニック 代表取締役

居住地

東京都

職業

経営コンサルタント

支援可能分野

飲食サービスの提供 飲食店舗運営、農家レストラン開業等
経営改善 事業再⽣、事業再構築、戦略策定等
ブランディング ストーリー・コンセプト構築、CI、コピーライティング等
関係人口創出 ファンコミュニティ、地域連携、都市農村交流等

私が貢献できること

「地方創生・地域活性化」「外食産業・飲食店経営」2つの分野に精通し、特に、食に関する生産分野から流通及び出口戦略まで幅広く実践経験を持ち、2つの分野の知識・経験を活かして総合的で、かつ実践的なコンサルティングを行います。地域資源を活かした地域活性化(まちづくり)計画を行い、生産者と飲食店を繋ぐ「6次産業化」の具体的なご提案、これまで20年の経験から出口戦略である商業(飲食店経営)等の実践的なコンサルティングを行います。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2013/09-2014/03 長崎県五島市 久賀島特産品開発及び販路開拓事業 農水産物 関係人口創出 国の重要文化的景観に指定されている五島市久賀島の島民の生業支援を目的とした事業。久賀島の特産品を発掘し、商品開発 及びブランディングを行う。 久賀島の特産品開発を行うにあたり開発後の事業継続にポイントを置き、島民主体となる事業性の構築を提案。 島の生業支援と島民の高齢化、過疎化が進むなかで島民のコミュニティの「場」の提案を行い、将来の観光案内や特産品販売が出来るよう 小学校の跡地に拠点を設け、島民で運営する組織「久賀島ファーム」を発足。 国の重要文化的景観に指定されている久賀島の 景観を保全する目的を含め事業化を推進する。 久賀島の重要文化的景観を形成している棚田の風景と椿の原生林の維持及び保全を目的として、棚田で生産された久賀米の商品化、久賀島産100%椿油の商品化及びブランディングを行いました。 また事業体と商品のブランドプロデュースとデザインを行う。 生産者と直接現場で話し合い、商品の特徴をより強調した差別化を提案。 加工、流通は地元の業者と組み久賀島産となる商品開発を行う。 住民だけで自立して事業が行えるよう、小学校の廃校跡地を借り、島民主体の組織となる「久賀島ファーム」を設立。 地域ブランディングと実践組織発足により事業を行う。
2015/01-2015/09 長崎県新上五島町 新上五島町重要文化的景観保全を目的とした生業支援と地域生産品の商品開発  農産物 ブランディング 新上五島町北魚目地区の文化的景観保全を行うにあたり、新上五島町文化的景観保全活用委員会委員・鎮西学院大学教授加藤久雄先生より、地域住民の生活の糧である芋の生産増により地域経済活性化を目的とした商品開発の依頼を受け産学連携で事業構想を行いました。検討の結果、保存性を考慮して芋を原料とした本格焼酎の開発に決定。芋農家の生産増及び生業支援と地域活性化を目的として、新上五島町産芋100%による本格焼酎を目指すことになりました。芋焼酎は鹿児島県を中心に近隣地域でも競合が多く、差別化できる商品開発と販売計画が求められます。マーケティング分析から九州北部、本州では関東以北は芋焼酎より麦焼酎を好む傾向にあることから、口当たりの良い飲みやすさを追求し芋焼酎独特の香りが少ないフルーティーな味わいの商品を開発しました。故郷を思い慕うという意味の中国の故事から「越鳥南枝」と命名し、主に20~40代の女性をターゲットに設定して芋焼酎の販売マーケットでの差別化と新しいポジショニングを目指しました。
2018/10-2019/12 鹿児島県霧島市 鹿児島空港内飲食店の改修、鹿児島県産品食材を使ったメニューの導入 農産物 飲食サービスの提供 鹿児島空港保安検査場内の施設及び飲食店2店舗の基本コンセプト計画及び事業化計画を行う。 全国の空港では保安検査場内には飲食施設は防犯の問題などから火力や包丁などが使うことが出来なく、限られた業態で営業を行っている。一方で各地の最初であり最後に利用する空港としてご当地のPRをするには最適な面もあり、鹿児島空港も同様に最後に鹿児島県を旅立つ場所として県産品をより主張することで鹿児島県のPRにも大きく役立つ。 そこで鹿児島県産品とくに生鮮食材を調査し、その生産品を調理加工することでメニュー化し空港内飲食店で販売する6次産業化の取り組みを行う。 また飲食店としての魅力づくりも重要で販売店としてより多くのお客様に利用してもらえるようにカフェ業態の提案を行い、空港内利用客の利便性を第一に考えた飲食店の提案を行う。 メニューは鹿児島県産食材を加工工場で製造し商品開発を行う。空港内飲食店では加熱調理をして簡単に提供できるよう厨房設計を行いオペレーションを構築、弁当やサンドウィッチをはじめ全て鹿児島県産品を使用したメニューに切り替えて鹿児島県産品食材の質の良さと地域の特産品の知名度向上を狙い、生産者をはじめとした鹿児島県の地域活性化を目指す。 また飲食店としても経営効率を高め回転率と利益率を分析し経営の向上を目指す。 鹿児島空港内にあるカフェ「SKY CAFE」とし店名からロゴ製作まで一貫したブランディングを行い、鹿児島とカフェの知名度向上を行う。
2019/09-2020/03 長崎県五島市 久賀島観光交流拠点センター誘客手法充実策定業務 農水産物 関係人口創出 久賀島にある観光交流拠点センターでは観光客に対する島の案内、及び昼食の提供、交流、世界遺産の説明等を行っているが、現状ではツアー客の昼食利用しかなく、交流センター内の展示及び世界遺産の案内等を見ることがほとんどない。また観光客の利用がツアー以外ではなく、交流の拠点場所としての役割を見直す。 調査では、観光交流拠点センター内の ①建物の価値と歴史、古民家の利用についてゾーニング検証 ②展示物の見やすさ、観光客に対する説明の現状 ③世界遺産、重要文化的景観等の久賀島の価値説明の現状 ④昼食含めた、食事・休憩・情報提供の利用に関する現状 を行う。 久賀島への観光客は交通の不便さや食事等の島内における受け入れ態勢の現状から観光ツアーの利用がほとんどであり、観光交流拠点センターを利用する観光客がツアーのスケジュールに組まれた方々のみとなっている。 今後の久賀島観光について、観光案内及び島内の食事・休憩・交流ができる拠点センターとしての役割の確立を目指す。 また世界遺産含め、久賀島の説明をより分かりやすく整理する。
2021/09-2022/03 北海道中標津町 株式会社上原農場 農産物 マーケティング戦略 これまでの経営はそばを商社へ販売しているが、価格決定権が商社側にあり生産者の特長である品質やこだわりが評価されていない。収入保険制度が始まり生産リスク(天候不順等による生産高の減少等)が回避されたことで自社販売及び製粉会社と連携した販売を始める。今後は自社商品として販路を拡大し収益性の向上と生産者の品質やこだわりを強みとした運営を行いたい。 そのための販売戦略の構築が必須。現状はその戦略がない状況。 1 生産・販売及び6次産業化に関する課題の検証 2 加工業務の導入にあたり、初期投資の見直しと加工商品の絞り込み 3 農作物の生産管理及び検証 4 生産物及び生産に関する差別化・ブランディング 5 業務用販売のための販路開拓及び情報発信の支援 1.現状課題の整理 260haある広大な農場では一部で有機JAS認証も受けているように、品質管理の徹底された生産を行っているが、原料販売を主に行っていることから商品価値を販売価格に反映することが出来ていない状況であり、自社で加工を含めた6次産業化を行うことで付加価値を高めた事業を進めることで方向性を定める。   2.加工商材の選定 製粉と乾麺を自社で加工し、直接販売を行う計画を立てる。一方で広大な生産地を管理する中での加工業への取り組みと、販路とターゲットが定まっていない中で、投資が大きくなることで抱えるリスクを説明し、まずは製粉に絞って商品化と販路拡大を目指し、加工に関する業務を集中することで初期投資の削減を行い、経営のハードルを下げる事を進める。   3.上原農場生産のそば粉の価値を検証 そば粉の産直販売を計画するにあたり、現状のそば粉の評価を首都圏のそば屋に評価をとり、その特長や販売につながるメリットを調べる。そば屋のリサーチでわかったことは「そば打ち」という職人が関わる仕事の中で、好みや技術的に使い やすいものの選定の部分もみられ、そば粉としての評価は細かく分かれる結果であったが、共通していた意見が「上品である」ということ。有機JAS認証を取得しているなど、購買者の感想を伺うと生産者の取り組みの方向性は商品価値として伝わっていることがわかった。   4.産直販売を行うにあたり上原農場で生産される農作物のブランディングを行う 北海道の最東端という立地にあり、今後は全国に産直で販路拡大を推進するにあたり、生産地の知名度向上及び、価値ある商品づくりを行っていることが前提だが商品価値を伝えるためにブランディングを行った。方法は生産のこだわりと商品価値の表現を細かく分析し、消費者に分かりやすく説明するための情報整理を行う。主にwebでのブランディングを主体に商品開発へ繋げた。   5.そば粉の商品化、原料加工時に無駄の出ないように多品目販売の計画 そば粉を自社で製粉するにあたり、自社での加工技術と徹底した管理を行うことで、商品の多品目化を行い、製粉の過程で発生するそば粉の副原料なども販売できるように更科粉(そばの実の中心部のみ)からそば打ちに使う打ち粉まで商品化を行い、販売につなげる事で原価率も下げることができるように進めた。
2021/09-2022/03 岡山県岡山市 株式会社アーチファーム 農産物 マーケティング戦略 (1)販売面での課題 コロナ禍の中で、新規取引先からの引き合いが増えてきているが、新規取引先の評価等ができておらず、販売条件や契約が不透明なままに取引が開始されている。  ①売上及び利益率確保のため、販路拡大及び生産コスト削減への取組が必要。設備導入による省力化及び栽培面積拡大による生産コスト削減へ取組みたい。具体的には、栽培方式の変更と設備導入により収穫サイクルを短縮するとともに、栽培面積拡大による増産につなげたい。 ②自社のPR、コーポレーションアイデンティティを強化したい。自社ブランドを確立することで、新たな加工品開発に取組み、スーパーなど量販店向けの出荷を増やすことで、家庭での消費を促していくことにつなげたい。 (2)ネット販売に関する課題 自社HPではインターネット販売は稼働していない。どのように運営していけばいいのか、ウェブ制作会社と相談はしているがなかなか打開策がない。社長自らが黄ニラ大使として、メディアに多く露出しているが、せっかくのチャンスを販売に生かせていない。 黄ニラについて 商品そのものの認知度が岡山県を中心とした地域以外ではあまりない状況であり、食材そのものを見ることが首都圏スーパーなどではないために、現状の販売ニーズを分析することで販路拡大を目指す。 黄ニラの知名度を向上するために、生産から歴史文化等の背景まで調べる。 岡山県の食文化とともに地域で生産される農業背景をまとめ、黄ニラの特長と現状の販売に関する問題点をまとめる。 販路を ①市場ルート ②業務用ルート ③BtoC向けルート に分けて商品の産直販売に関する指導を行う。 パクチーについて 商品そのものはマイルドパクチーという商品名で他では生産していない特長をもち、生産者が約20年前に始めた「マイルドパクチー」のパイオニアである事を強調するように指導。 商品力は高く、食べ方の提案がないと外食を含めた産直販売では売りにくい食材であることからメニュー開発を提案し、メニューを通じた食べ方を提案することから産直販売をすることを提案する。 ブランディング提案 アーチファーム及び黄ニラ・パクチーについての農家ブランディングの提案を行う。