松田恭子(まつだきょうこ)

株式会社結アソシエイト 代表取締役

居住地

東京都

職業

経営コンサルティング

支援可能分野

経営改善 事業再⽣、事業再構築、戦略策定等
ブランディング ストーリー・コンセプト構築、CI、コピーライティング等
農山漁村資源活用 体験、イベント、スポーツ、レジャー等

私が貢献できること

個別経営や地域ぐるみの取組みの支援を、じっくり伴走型で行います。地域資源の特徴・強みや独自性の磨き方、コンサルティング会社で10年間つちかった客観的な分析手法、様々な農水産業経営の財務分析・経営改善経験、研究者・流通・料理人等の異なる立場の方々との連携の経験等を総合的に用いて、経営者や地域の関係者、スタッフとともに対話を重ねながら、取り組むべきミッション、目指すべきビジョン、そのために個々が担うべき役割とメリット等を設計します。伴走型支援として一緒に行動しながら、顧客に寄り添いニーズを真摯に考えたり、異なる業種の人たちと接点を持ち議論をしたり、経営者とスタッフが目標に向かって協働したりするための仕組みづくりを大事にしています。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2018/05-2022/06 宮城県南三陸町 牡蠣 他事業者とのネットワーク 東日本大震災以降、養殖密度を減らし海の環境に配慮した養殖を行っている漁協の牡蠣について、地元の環境団体の依頼を受け若い生産者グループを支援し、牡蠣の品質や強みの分析を行ったうえで、原価計算により殻付き牡蠣の販売目標を設定。環境問題に関心を持つ都会の消費者によるツアーを企画するとともに、県内外の小売・飲食に販促を行い、東京、福岡、宮城に持続的な販路を確立した。また、地元百貨店出口での一社のみの催事を実施、その実績を踏まえ百貨店バイヤーとともに、弊社が有名料理店に監修を依頼・生産者との納品調整、百貨店が料理学校と連携しながら開発と分担しながらギフト商品を開発し、販売を継続している。
2018/04-2022/03 熊本県球磨郡多良木町 ジビエ 農山漁村資源活用 日本で唯一生きたままのジビエを競りにかける市場を経営する精肉店と地元の猟友会を支援し、ジビエ料理専門レストランと農泊施設の整備を検討。専門家の研修や視察、レストランとの連携、必要な設備(スチコン)の選定・メーカーとの打合せ・リース契約の探索・弊社による設定・導入、農泊施設概略設計のためのコンセプト、体験プログラムの企画、PRのための外部企業との連携、資金調達の交渉を実施している。2020年九州大雨災害による浸水被害を経て資金調達や事業計画の再検討を行い、より計画を深化させて2021年秋に宿泊施設・レストランを開業し、モニターツアーを実施。アウトドアメーカーとの連携も模索。
2021/06-2022/03 富山県魚津市 果物(桃、梨、ぶどう、りんご) 他事業者とのネットワーク 桃・梨・ぶどう・りんごを栽培する歴史ある果物産地において子育て世代の果物離れを食い止めるため、生産者・子育てメディア・飲食店・菓子店・JA・県・市からなる連携体を構築し支援した。親世代に比べ生産農家と直接の接点が薄れている子育て世代が果物を楽しむ・親しむをコンセプトに、子育てママのニーズや意見を関係者にフィードバックして新たな関係性を築きながら商品・サービス開発を行った結果、子育てママも取組みに参加する楽しさや意義を持ってもらった。
2020/09-2023/03 鹿児島県姶良市 有機野菜(生産、惣菜弁当の製造販売) ブランディング、経営改善 県内有機野菜栽培の草分け的存在である父を継承し有機栽培を行い、さらに県内有機栽培農家の農産物を原料としたレストランを運営している法人が、コロナ禍で弁当惣菜製造に業態転換を余儀なくされた。経営分析とともに、弁当惣菜の生産性を高めるためのプロセス改善、販売先でのPR表現の工夫、顧客ニーズを商品開発に活かす情報共有の仕組みづくりなどについて、スタッフを交えながら支援を行った。地域の有機農業を支える存在となるというミッションを改めて確認し、さらにヘルシー弁当を提唱、新商品開発のための土台づくりとして、商品ごとのカロリー・塩分その他の品質とコストの情報管理を支援した。結果として、社内スタッフが参加する課題テーマに関する各委員会が設置され、経営課題を実践に移す仕組みが整えられた。
2020/9-2023/3 鹿児島県南九州市 らっきょう ブランディング、他事業者とのネットワーク 栽培方法にこだわったカボチャ、らっきょうを生産し、首都圏の百貨店・飲食店等で販売している。加工においては自社栽培のらっきょうの漬物やかぼちゃの農産加工菓子のほか、加工技術の高さを評価され粉末のOEMの受託も多い。地域の農業を担うため、今後らっきょうの栽培を5倍に増やす計画を持っている。カレーのお供以外にも市場を広げるため、数年前から取り組んでいた大学との機能性研究を促進し、機能性を前面に出したビジョンを構想。自社分析に基づく栽培・加工方法の確立と新たな食の価値の提供を見据え、機能性研究の進捗に合わせ、新たなターゲットや商品・サービス、消費者への訴求方法を検討・提案した。 機能性研究については、大学、事業者に加わる形で機能性表示食品の届出に協力し、機能性研究を今後の経営に生かすための考えかたの整理や品質向上のための栽培試験等についても検討した。