小池理雄(こいけただお)

有限会社小池精米店 代表取締役

居住地

東京都

職業

米穀流通販売アドバイザー

実績のある分野

流通 小売 農地

支援可能分野

マーケティング戦略 市場・競合分析、ターゲット設定、営業指導等
ブランディング ストーリー・コンセプト構築、CI、コピーライティング等
販路構築 商品に適した販売先提案、紹介等

私が貢献できること

東京・原宿にある有限会社小池精米店を経営。継承後の10年間で売り上げを倍以上にした実績をもとに、米穀類の一般消費者及び飲食店向け販売につきアドバイスが可能です。またテレビや雑誌等のメディア出演が多く、メディア業界との交流を通じてお米のPRポイントはどのように考えるべきか、熟知しております。さらにそれらメディア出演の実績を生かしたSNSでの情報発信力はお米業界随一であり、宣伝のお手伝いが可能です。また宣伝だけではなく顧客の紹介も可能です。現在、東京都米穀小売商業組合が毎年開催しているお米コンテスト及び商談会(KIWAMI米プロジェクト)の中心として関わっており、米屋との取り引きルートを導くことができます。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2019/6-2023/03/31 福島県会津若松市 マーケティング戦略 【会津若松市ブランド米AiZS-RiCE支援】 会津若松市が新しく立ち上げたブランド米「AiZS-RiCE」。市の肝煎り政策として立ち上げたが、しかしどの産地もそうであるが、栽培よりも販売に苦労しているのが実際であった。 その原因の一つとして、いくら新しいブランド名をつけても実態は「会津コシヒカリ」であり、それ自体は都内のどこでも売っているお米だからである。 一般的な会津コシヒカリと何が違うのかを、まず販売者としてターゲットにしているプロの米屋に分かってもらうために、まずは案内文の校正から行った。 具体的には、 ・明らかに違う特徴を明記(特に栽培方法) ・なぜこのようなブランド米を立ち上げたのか、その想いを明記 ・このブランド米を扱うことによる米屋のメリットを明記 についてアドバイスした。 また商流についても、米屋が取り扱いやすいように小ロットを実現。送料も半分、行政が持つことにした。更にパッケージを共通のものとするため無償で5㎏と2㎏の米袋を配布することに。 ・PRについてはグルメな人が興味を示しそうな雑誌に、きちんとお米のことを分かっているライターに記事を書いてもらうことをアドバイス。具体的には「dancyu」に作家の樋口直哉氏に執筆を頂いた。 ・今後は、①生産者と販売者の交流を通じて、共にブランド米を作り上げていく協議会の立ち上げ、②生産者と消費者の交流を通じて消費者の感情移入を導く、について具体的に動くこととした。 ↓ ●2020年産以降、毎年売れ行きが順調で、余ることなく完売 ●まだ食味が安定していないので、気象条件になるべく左右されずに安定した食味を出せるように、生産者グループの研究が必要。 ●22年度については広告代理店と組んでいかに一般消費者(グルメな人や高所得者など)に興味を持ってもらうかにつき、検討、実施することになった(小池はそのアドバイザーとして参加)。 ●23年度も引き続きメディア露出も含めてアドバイス等の助言を行っていく。
2021/4-2022/11/13 全国より東京へ 販路構築 【東京都米穀小売商業組合主催「第6回こだわり米商談会」企画参加】 ・東京都米穀小売商業組合のHPを活用して生産者を募集 ・同時に業界紙に広告を投げ込み生産者を募集 ・商談会とコンテストを同時開催するため、応募のあった生産者のうち、両方に参加する人を優先に審査を実施。 ・審査については一次は書類審査、二次は食味審査を行い、もって参加生産者を決める。 ・一次審査は「①生産者の栽培ポリシーや栽培品種が特徴的か、②品質を米屋が満足するレベルに仕立てるだけの設備があるか、③お米の取引をするにあたってのオペレーションが米屋目線になっているか」の3つの視点より審査を行った。 ・二次審査は東京米スター匠及び東京米スターより審査員を選出。各自のもとに生産者から玄米を発送してもらい、審査員自ら精米、炊飯を行って審査を行った。 ・小池は一次審査及び二次審査の両方で審査員として参加した。 ・また初めて参加する生産者のもとに、派遣という形で現地に赴き、商談会において何を注意すべきか指導を行った(今回は熊本県、茨城県に派遣)。 ・商談会当日は、ステージにおいて「子どもに対する食育授業をどのように行うのか」について講演を実施。 ・今回より生産者だけではなくお米関連の企業(精米関連機械企業や米袋メーカー、糠からつくった化粧品メーカーなど)も参加した。 ↓ ・生産者からのアンケート…過去からの商談会にて組合員(米屋)との取引ができていると回答した産地は16件中13件になり、産地1件あたり、東京の米穀小売店平均9.2件との取引があるのがわかった。 その取引俵数は8379俵で産地1件あたり644俵の取引がある。その額は1俵あたり15000円とした場合1億2568万5千円となる。 ・コンテストについて…コンテストで受賞した品種は高額であり平均25000円(1俵あたり)となる。そのため総合計407万5千円の取引に至った。1社あたり45万2777円の売り上げに至り、取引が増えた9社は平均1.6件の新規取引となる。しかし、プロジェクト参加組合員40件中15件の購入があるが、参加者全体の37%が有効活用している結果となっている。 ・生産者の満足度について…商談会の満足度調査は16回答中9件が満足し、満足できなかった方は商談ができなかったが2件であることから商談が成立している9件は満足している。そのため商談成立が満足度では重要なことである。また今回初めてである企業参加はお おむね産地には受け入れられている。 ・来年以降について…約70%の生産者が次回も参加すると回答している。5件の検討中は商談会、コンテストどちらかには参加すると回答していることを鑑みると東米商のプロジェクトに何らかの価値や期待を感じている。そのようなことから要望も通常より多い回答率となっている。 ↓ 回を重ねるごとに内容がブラッシュアップされており、業界では知られるようなイベントになってきた。引き続き商談会及びコンテストを行うことにより、引き続き生産者の販売機会創出につなげていきたい。
2022/04/01-2023/03/31 鳥取県(県庁) 販売支援 鳥取県産星空舞はデビュー仕立てということと、東京では鳥取県のお米は馴染みが薄いこともあり、都内でいかに浸透させるかが課題。 ・飲食店は大勢のお客様と触れ合うことのできるポータルとしての役割があり、それを積極的に活用することとした。 ・同時開催でネット上で「2022 星空舞が食べられるお店 SNS キャンペーン」を実施。当選者には星空舞をプレゼント。 ↓ 第1回目 22年10月12日~11月頭 21店舗に対して星空舞の使用を働きかけ、星空舞を2週間以上お試しいただいた。 第2回目 23年3月 9店舗に対して星空舞の使用を働きかけ、星空舞を2週間以上お試しいただいた(うちミシュラン掲載店が2店舗)。 ↓ ・継続取引の店舗が複数店舗できたのは大きい。またいくつか継続取引を検討中の店舗もあるため、今後、引き続きアクションをかけていきたい。 ・キャンペーンとは直接は関係ないが、キャンペーン期間中に新規開拓の飲食店にサンプルとして渡したところ新規採用となった店があった。(天宝 代々木八幡店) ・アンケート結果を受けて所感  星空舞自体の評価は高いが、現在使用しているお米からの変更が少ないことから、値段に見合うだけの美味しさとまでは認識されていない、ということが分かる。  粒が大きく、旨味もそこまで全面に出るお米ではないので、料理ジャンルを選ばない懐の深いお米であることが改めて認識できた。  その中でも今後は焼肉やオンザライスの店など、お米の存在感をきちんと認めている(求めている)飲食店をターゲットにすべきと考える。 ↓ 今回のキャンペーンを通じて特に感じたのは、弊社のお客様の中には感度の高い飲食店も数件あり、そういったお客様には星空舞を単に提供するのではなく、星空舞をポータルとして鳥取県が得意とする「関係人口」の創出まで力を入れれば、キャンペーンの意義・意味が更に向上すると考える。