木川健(きがわたけし)

有限会社ケンプランニングオフィス 代表取締役

居住地

神奈川県

職業

地域活性化コンサルタント

支援可能分野

農山漁村資源活用 体験、イベント、スポーツ、レジャー等
農業観光 農泊、農観連携、ツーリズム、観光農園の設⽴等
店舗・通信販売 販売店舗運営、通信販売運営、DtoC等

私が貢献できること

「安心安全な食」を求める都市住民と「産地で頑張る」農山漁村の生産者とが繋がることでWin-Winの関係となり得るという理念のもと、生産者・住民・行政・事業者など多様なプレーヤーの連携により<真面目に作ったモノが売れる仕組みづくり>を実現することで地域の活性化をもたらすビジネスモデルの設計、事業プロデュースをおこないます。
特に近年は農山漁村が持つコミュニティビジネスの潜在能力に着目し、商店街や地域住民・民間企業などの連携・相互支援関係を構築し、持続可能性な収益のあがる事業経営などのビジネスモデルの設計・運用を支援しております。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2005/10-継続中 東京都板橋区 全国自治体の農林水産品・加工品 他事業者とのネットワーク 、販路構築 【全国ふる里ふれあいショップ「とれたて村」】 <全国自治体と業務提携して農産品・特産品を生産者から直接仕入れて販売、都市と農村の交流を促進> 都市住民の「食への信頼・ふるさと回帰」と全国農山漁村の「都市との共生対流による地域の活性化」の求めに応じるため、商店街を事業主体として産直ショップを企画。 全国の自治体と業務提携して、「都市に販路を持ちたい農家」・「シティセールス拠点が欲しい全国自治体」・「区民の食ニーズに応えたい区」、「賑わいが欲しい商店街」など、個々のプレーヤーのニーズ・ウオンツを相互に補完しあえる関係を築き継続性・発展性の高い「ふるさとショップ」のビジネスモデルを構築、過去に例のない収益モデルやロジスティック手法などを開発し事業をプロデュース。 第1回(平成27年度)「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」を受賞。
2011/11-継続中 神奈川県小田原市 柑橘類、野菜、果実、米、きのこ、山菜、農産物加工品 農山漁村資源活用、商品・サービス設計 【一夜城ヨロイヅカファーム】 <パテシエと地元農家が連携して耕作放棄地を再生、農産品直売所・スイーツショップ・レストランを運営> 小田原市早川の地元農家とパテシエ鎧塚俊彦氏とが連携して荒廃した農地を再生して作る誘客拠点「一夜城ヨロイヅカファーム」の企画運営に参画・事業をプロデュース。 農産品直売所の開設、地産地消レストランや農園スイーツなどで誘客・地域経済への貢献に取り組んでおり、コロナにより来店客数が減少する中でも環境整備を休まず来場客を「景色と花で癒し」でもてなし、客単価アップを図ることで販売額の減少を食い止め会員の所得向上に寄与している。 令和3年度(第8回)「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」優秀賞(ビジネス部門)を受賞。
2014/05-継続中 神奈川県厚木市 地元農家・東京農大・全国自治体産の野菜・果実・米・きのこ・山菜・農産物加工品、 他事業者とのネットワーク 、販路構築 【厚木市まるごとショップ「あつまる」】 <市民の食ニーズ充足・農産品の地産地消促進・地域特産品の販路拡大・厚木市友好都市との連携深化> 厚木市役所・厚木市観光協会がクライアントとなり、行政の「地産地消による厚木市民の食ニーズ充足・未病改善への貢献」「厚木市友好都市との連携深化」、地元農家・事業者の「農産品・地域特産品の販路拡大」、地元大学の「地域との連携強化・社会への貢献」など様々なニーズを持つプレーヤが連携しメリットを受けられるビジネスモデルを設計。 厚木市内の農家・事業者のほか東京農業大学も加えた地産地消農産物を仕入れ販売するほか、全国にある厚木市友好都市と提携して産地直送で農産品・地域特産品を仕入れ販売し、厚木市と全国自治体との交流・友好関係構築に貢献。
2016/10-継続中 神奈川県小田原市 摘果みかん ブランディング、商品・サービス設計 【摘果ミカン「緑柑ドレッシング」】 <捨てていた摘果みかんの資源化・商品化、市民グループとの連携で耕作放棄地を活用> 従来無価値だった摘果みかんを資源化・商品価値を持たせるというアイデアのもと、みかん農家から捨てていた摘果みかんを買取り「真面目さを見える化した」商品を開発し販売するビジネスモデルを構築、未利用資源の活用と農家所得向上に貢献。 さらに耕作放棄されたみかん畑の有効利用を着想し、小田原市内シニアグループと連携して畑の荒廃防止と原材料集めを依頼し報酬を支払うことで、農地の荒廃防止とともに地域コミュニティ活動の活性化にも貢献している。
2017/04-継続中 神奈川県小田原市 オリーブ(の葉)を使った茶・石鹸・パスタ、オリーブオイル ブランディング、商品・サービス設計 【小田原オリーブ園の「オリーブのお茶・石鹸・パスタ」】 <オリーブのお茶・石鹸〜コンセプト構築・製品改良・販路開拓> オリーブ樹を育成中の農家が、果実が収穫できるようになるまでの間の収益源として、オリーブの葉を使った「オリーブ茶」を開発。 商品コンセプト構築・「真面目さの見える化」「ターゲットニーズに合わせた商品ストーリの構築」「パッケージの改良」などを進め、適切な販路を斡旋紹介・マッチング。その後、「石鹸」や「パスタ」などラインナップを充実させ、販路拡大のための営業活動を自ら実施。 オリーブオイルも試作・テスト販売を重ね目論見通りの「フルーティでキレの良い」高品質オイルの製造ノウハウを習得。令和3年に全国オリーブサミット「オリーブオイル品評会」の入賞を果たす。
2018/12-2019/07 三重県津市 どくだみ茶・すぎな茶 農山漁村資源活用、農福連携 【農福連携作業所で作った「どくだみ茶・すぎな茶」】 <農福連携事業による加工品の製造販売体制の強化充実> B型作業所を営む社会福祉法人が障がい者の営農作業から加工品づくりまでの環境を整備し受入者の拡大と事業の安定化を果たすための作業場兼加工所新設の企画を支援。 地域活性に寄与する誘客・体験交流拠点機能の充実のための、地元協議会・県・市との役割分担・連絡調整を構築。 6次化推進のための事業プログラム立案と、地元協議会との連携推進体制を整え、農山漁村振興交付金 (農福連携整備事業及び農福連携支援事業)に応募、採択され加工所の取得と事業体制の充実を図ることができた。
2020/11-継続中 神奈川県横浜市 自家栽培の柑橘を使ったスキンケアクリーム ブランディング、商品・サービス設計 【自家栽培スキンケアクリーム 「湘南シトラスバウム」】 <自家栽培の柑橘で作ったスキンケアクリームのコンセプト再構築・製品改良・販路開拓> 新規就農で柑橘類を栽培、収穫物を使った加工品〜「湘南ゴールド」の果皮油を使った保湿・うるおい補給用のクリーム『Shonan Citrus BALM』を企画。 売上向上のためにコンセプトを再構築、『ストーリーの見える化』〜ターゲット客層にフォーカスした商品コンセプトの練り上げ・マーケティング作業をおこない、想定顧客ターゲットに合致した販路を紹介、マッチングを支援。 初期ロットのテスト販売をすすめながら販路の拡大のための営業資料や販促ツールの制作をおこない、ターゲットユーザーにマッチした販路へのアプローチを進めている。
2021/02-2021/03 宮崎県門川町 みかん 関係人口創出、農山漁村資源活用 【牧山みかんの再生と未来へつなぐプロジェクト】 <放棄された蜜柑畑の再生を目的とするコミュニティを作り仲間を募って再生にチャレンジ> 首都圏から移住して柑橘類を栽培、たまたま管理を頼まれた荒廃した蜜柑畑を「残したい」という思いを受け、仲間を募り農地を再生させる事業戦略アイデアを提案。 援農でもボランティアでもなく、コミュニティとして活動し、収穫した蜜柑の売上げで事業資金を得るスキームを構築。 <ワークキャンプ〜農業をしながらキャンプを楽しむ>というアイデアで農業の仲間・地元の団体や企業・農福連携グループをコアメンバーとして招集、町民や周辺都市住民をプレーヤーとして農地管理作業への活動参加を募る。 クラウドファンディングで自己資金を確保しコミュニティのメンバーを獲得しテストキャンプの活動開始。活動が地元メディアで紹介されるなどして認知度が向上しつつある。
2021/12-2022/03 神奈川県小田原市 梅干し・梅加工品 関係人口創出、販路構築 <新規移住・就農で自活できる営農モデルを自ら実践し開発・コミュニティづくりを進め地域活性化を目指す> 梅の伝統産地「曽我梅林」にグループで首都圏から移住、耕作放棄された梅林を再生して梅干しなどの加工品の製造販売を開始。 新規移住定住者が「農業で自立できる収益モデル」を作り新たな仲間を募ってコミュニティを形成、地域を活性化したいとの思いを受け、「自活」に必要な「加工品の製造」と「販路づくり」を自らが実践し獲得することを支援。 梅の有名産地のため飽和している地元販路は避け、いままで<梅干しを避けていた若い世代>をターゲットに、好まれる味とパッケージをマーケティング・研究開発し、無農薬栽培・樹上完熟・厳密選果などで付加価値を向上。 地元マーケットと競合しないネット直販・マルシェ出店・健康志向店舗への卸などの販路開拓を支援。 現在は収益増加ため、梅の新たな利用〜特にターゲット世代に定めている若い人たちに好まれる商品の研究開発を進めている。
2022/08-2023/03 神奈川県三浦市 ブルーベリー 農業観光、マーケティング戦略 【石井ファミリー ブルーベリー ファーム 事業化計画】 <立地の不便さを逆転、代々続く農家の価値を「見える化」し家族の未来を託せるブルーベリー農園を実現させる> 次世代の担い手(後継者)育成や収益性向上のため「作業から経営へ」「収入の安定化」「次世代へのバトンタッチ」の実現を目標とし、「普通の観光農園じゃつまらない!ライバルに勝てない!」ことを念頭に、首都圏在住のファミリー層(自然の中でのアクティビティを好む)をターゲットに「来園客が楽しむ演出」でありきたりな観光農園と差別化を企画。 摘み取り以外の「多様な活動=遊ぶ、作る、食べる、学ぶ…」でもてなし、滞留時間を長くし「客単価を上げる」ことを構想、面積の不足(入園売上の減少)課題対策は「契約栽培」導入で固定売上収入を確保、石井ファミリーの未来を託せる営農スタイルを実現させるマスタープランを構築した。
2022/09-2023/03 千葉県市原市 パパイヤ 農業観光、農福連携 【“Misenga Papaya” 未完熟グリーンパパイヤ果実の商品化】 <事業活動をプロジェクト化したストーリーを作り本事業の価値を「見える化」させ、発信力強化・話題づくり・社会的価値向上を目指す方針を立案> 「観光農園を柱にしたグリーンパパイヤの商品化事業」で令和3年度「総合化事業計画」認定、2年度目は『一気に全ての事業を始めてしまったため個々の活動の完成度が低く攻める力が出ていない』問題を共有し、個々に事業現況・成果を検証し課題整理、問題解決を検討。 確立した栽培ノウハウと獲得済みの販路を資産に、地域連携をすすめて耕作放棄地の再生活用による収益化事業を広く敷衍し「農山漁村発イノベーション実現のモデル化」、「みどりの農業システムの実践」、「農福連携の実現」によりグリーンパパイヤを地域ブランドとして育成してゆく方針を確立。 新たな商品分野として「非食品」に着目、「ペットの餌」や「入浴剤」の試作をすすめ千葉銀行が運営する「新しい千葉のブランドを生み出すプロジェクト」に参加、クラウドファンディングでパパイヤのPRと顧客開拓、新しい加工品のテストマーケティングにチャレンジ中。