田野島万由子(たのしままゆこ)

株式会社ORIGINESS 取締役

居住地

茨城県

職業

フードコーディネーター(商品開発分野)

支援可能分野

農山漁村資源活用 体験、イベント、スポーツ、レジャー等
農林水産物の加工技術 製造方法、包装方法、設備導入等
商品・サービス設計 原料選定、レシピ・製法の確立、包装、デザイン等
教育 農山漁村体験、教育ファーム、食育等

私が貢献できること

農業生産法人での従事経験を生かして、地域の農産物の価値を伝えるフィールドで様々な業務にあたっています。
飲食店へのマッチングなどを含む商流づくり、商品企画、農産加工、マーケティング、イベント運営などに関する幅広い知見から事業者さんが目指すことを可視化し、そのビジョンを整理することで、本質的に取り組みたい理由の根幹を整えてからスタートします。
着実に成果が積めて、自身につながる取り組みをサポートします。
また、食品製造においては、自身も「農産加工」ジャンルの指導者としての仕組みづくりを目指して製造者となって10年目です。「なぜ6次産業化は成功事例が少ないのだろう?」からスタートした実験場です。
ミニマムな加工場の運用については、実践的なアドバイスができます。実地研修などの受け皿としても応じることができます。
製造プロセスや衛生管理手法などについても地に足のついた現場レベルでのサポートが可能です。
(弊社では福祉施設との連携事業も行っています)
製造委託でどこかに商品づくりを依頼したい場合にも、コンサルティングの立場でサポートしています。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
202202- 茨城県桜川市 蜂蜜 農山漁村資源活用 地域には55万本の山桜が群生する里山があり、西の吉野と対比されるほどで桜の名所となっている。しかし地域には、その桜は観るだけの資源であり、とても短い開花期間にしか活用されていない。 そこで、県内の養蜂家に移動養蜂を依頼し、採蜜に取り組んだ。初年度は50kgの採取に成功し、瓶詰めの販売はふるさと納税の返礼品などにも活用されることとなった。また教育分野や観光分野との連携も今後事業化を予定している。 今後は、蜂蜜やロウを使った加工品や飲食物など地域事業者と連携するネットワークを構築していく。
2019-2022/3/31 茨城県筑西市 マーケティング戦略 地元の特産品の和梨は、生理障害による「水なし」と呼ばれる現象が一定量あることが課題で、生鮮品としての流通が難しい。それを活用した商品を、経営革新認定を得て開発した事業者の、商品ブラッシュアップとマーケティング、ブランディングの支援をした。 まず、梨の特性を考慮した商品になっているかどうかの検証、そしてレシピを決める上で大事な調味料の選定などを一からやりなおした。地元の蔵の醤油や酢を活用したり、なるべく添加物表示の要らないメーカーの調味料を選定したりという工夫はこれまでされていなかった。味の改良と共に、その商品の価値の訴求方法やターゲットとなる人を炙り出していき、具現化していくことで、商品のネーミングや販売方法、パッケージのデザインなどを刷新することが良いと判断するに至り、新たに商品をリニューアルした。 デザインはデザイナーを起用し、パッケージやチラシを製作、レシピの改良や品質の精査、マーケティング方法などについては私が一貫して担当した。現在道の駅等で販売、今後ふるさと納税などへ展開予定。
2019- 茨城県水戸市 県内産野菜 農山漁村資源活用/商品開発 水戸市は、偕楽園の梅まつり、近くの国営ひたち海浜公園での春のネモフィラ、秋のコキアなど、園芸を楽しむ観光客が国内外から集まり、その宿泊点として滞在されるツアー客が多い。 茨城空港が近いこともあり、ツアーで訪れた人に「あんこう鍋」「しゃも鍋」を召し上がりいただく団体ツアーが多く、パッケージに組み込まれている。 コロナ禍以前から相談に乗っていて進めていた、常温販売可能な鍋セットの計画だが、ちょうどコロナ禍に飲食店が休業となり、契約している生産者にも打撃を与えていること、観光客が途絶えてしまったことなどから、休業中の時間を利用して実行することとなった。 もともと生産者から直接買い付けるゴボウや白菜、ネギなどは茨城県内産のものが供給できることから、地産品であることを売りにした商品となるよう食材を厳選した。 野菜は乾燥加工をして、レトルト化したスープ、あんこう・しゃもの身とともにパッケージし、2種類の鍋セットの販売をスタートさせることができた。 少しずつ販路を広げ、販売数量も伸びている。
2018-2024 茨城県つくば市 ドライフルーツ、カカオマス 農山漁村資源活用/福祉/流通/商品開発/マーケティング戦略 JICAと行政と民間企業が連携して取り組む事業で、東南アジアの貧困地域の生計改善プロジェクトとして栽培されたカカオから作られたカカオマスを、民間企業が買い受けてチョコレートを製造し、行政からの要望により地域特産品を活用したチョコレートの販売をする事業で、素材探しや販路等について課題となっており、相談を受けた。 チョコレートと合わせやすいドライフルーツを市内および近隣地域の農産物から作り、5種類のマンディアンチョコレートに仕上げた。 販売は地元に本社を置くスーパーマーケットチェーンで、商品企画段階から入っていただき、マーケティングを一緒に考えていただいた。 製造に関しては、袋詰めやシール貼り、包装・ラッピングなどの手作業について、地元の福祉施設に関わっていただくことができ、賃金向上や就労支援を目的として事業初年度から参画いただいている。 2019年バレンタインでの試作品販売(400個即完売)、2020年から製品化してつくば市内の店舗で3000個、2021年は近隣店舗まで拡大して10店舗で3500個、2022年は5000個の販売を達成した。
2022/11/01-2022/12/31 茨城県 日本酒、地場食材 メニュー開発、店舗開業、コンサルティング 茨城県産業戦略部技術革新課 「いばらき地酒バー水戸」 リニューアルにより新たに開業する飲食部門のコンサルティング全般および、地酒や酒粕を使用したドリンクやおつまみメニュー、ジェラート等の開発と、茨城県産農畜水産物を使用したメニューの開発および監修。 2022年11月1日開業