川﨑孝治(かわさきこうじ)

合資会社フードビジネスサポート 代表

居住地

広島県

職業

経営コンサルティング、飲食業

支援可能分野

飲食サービスの提供 飲食店舗運営、農家レストラン開業等
経営改善 事業再⽣、事業再構築、戦略策定等
農業観光 農泊、農観連携、ツーリズム、観光農園の設⽴等
新商品企画 商品コンセプト立案、商品開発、価格決定等

私が貢献できること

幾多の企業内における新規事業立上げを通じ、社内体制の構築、人材育成、店舗開発、商品開発、販路拡大等、あらゆる部門で事業拡大にたずさわり、社内外に培った人的ネットワークを有しています。
また、数社の起業を経験し、経営者として収益確保、事業継続に必要な多くの経験を重ねてきました。
また、自走できる事業体制の構築を最優先しており、事業者自らが考え、動くために、細かくサポートすることがスタイルです。
昨今、サステナブルな社会の実現、エシカルな生活行動を意識する消費者が増えているという状況は、農山漁村発イノベーションにおいても新しいフェイズであり、これを追い風とするためにも、事業を通じて得たマーケットのリアルを伝えることができるものと考えます。

■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果

年月日 地域 農林水産物 専門分野 概要・成果
2022/09/07-2024/02/13 大阪府茨木市 域内農産物 飲食サービスの提供 飲食店舗運営、農家レストラン開業等 商品コンセプト立案、商品開発、価格決定等 生産販売拠点「見山の郷」における、既存商品のブラッシュアップ、販売戦略策定、調理施設全体の利活用のための構造見直し、売上実績データをもとにした、仕入、仕込みのシステム化のアドバイス。 これまで属人的だった仕入れや仕込みを客観的な視点で行うための基礎的な仕組みができた。 販売戦略をマーケティングをベースにした、総合的な考え方に変更することができた。
2022/05-2023/3 香川県小豆郡土庄町豊島 農水畜産物 商品・サービス設計、飲食サービスの提供 てしま農泊推進事業における【地産品の利活用による「島のお弁当」開発プロジェクト】 水産業を中心に、農畜産、観光など資源に恵まれた島ではあるが、高齢化、過疎化が進んでいる。 「瀬戸内芸術祭」の開催地でもあるため、入れ込み客は多いものの、飲食施設が少なく、滞在時間も短いため島内消費が少なくい現状であった。 民泊施設を増やして対応しているが、高齢者の個人事業が中心で低単価、低稼働の問題があり、くわえて個々の労働量が過密になる恐れがあった。 また、島の名物と言えるものが無い状況であった。 水産物(鯛、ぼら、たこ)を中心に島内で産する恵まれた農畜産物を使った高単価の弁当の開発・製造を進める仕組み構築を進めた。 調理を平準化、レシピ化し、季節による食材の変化にも対応できるよう多品目に渡る標準化により、誰でも一定水準の商品製造ができる体制を構築した。 高齢者が対応できるレシピ化ということで、現状提供している商品の見直しから始め、さらにひと手間かけた商品を投入することにより、見栄えよく、単価のとれる商品構成を提案し、調理、包装、販売の実務に落とし込んだ。 当初は、民泊利用者、ツアー利用客限定の予約対応弁当として製造・販売をスタートした。 高齢者の作業となるので、当面数量限定(30個)での販売とした 「島のおばちゃん」の手作り感のある美味しい弁当ができあがり、インバウンドを含め、利用者の評判も高く、従事者のモチベーション向上にも寄与しており、新たな参画者も増えている。 さらなる商品ブラッシュアップのため継続してサポートしている。
2022/5-2024/3 香川県丸亀市本島 水産物 商品・サービス設計、飲食サービスの提供 本島さかな部活性化推進協議会における【地産品の利活用によるカフェメニュー開発プロジェクト】 水産業を中心とした島ではあるが、漁獲高激減、従事者の高齢化、後継者不足等により、基幹産業である漁業存続の分岐点に差し掛かっていた。 「さかな部」として若手漁業者たちがさまざまな魚食の啓蒙活動を通じて、来島者の増加、水産物の消費拡大を目指しているが、厳しい現状であった。 また、宿泊施設が少ないため、滞在時間が短く、島内消費額が増えていない現状でもあった。 観光案内所をかねたカフェがあるが、飲物を中心に軽食提供しかできず低単価店舗となっていた。 メニューを見直し、「さかな部」とのコラボレーションで、新規開拓した養殖魚、未流通魚を活用した商品を導入し、客単価の向上を図るとともに、夜営業を検討し、コースメニューを開発した。 調理、サービスの標準化を図り、一定水準の商品製造ができる体制を構築した。 島内に1軒ある高単価のゲストハウスで提供する夕食メニューのバリエーションを増やし、さたに高単価化することができた。 民泊を利用した宿泊パックも開発し、滞在時間を延ばすことで、島内消費をあげることができ始めた。 新技術の冷凍機を導入し、旬の魚を高品質で冷凍保存、提供できる体制を構築したことで、オンラインによる商品の販売・配送も可能にし、試験販売を開始した。 また島内のクラフトビール醸造所とのコラボ商品も開発し販売を開始した 今後は、天然魚と養殖魚の併用を進め、季節による魚種、漁獲量の変化にも対応でき、安定した収入を確保できるようさらなる体制を構築することとなった。
2023/5-2025/3 愛媛県東温市 農畜産物 商品・サービス設計、新商品規格 かわうち地区農泊推進協議会における【観光資源の利活用による入れ込み客増加のためのプロジェクト】 松山市に隣接するベッドタウンであるが、人口流出が続き、過疎化、高齢化が進んでいる。 棚田、滝といった観光資源はあり、地元食材を使ったフレンチレストランのオープンなどで、松山市内からの来客もあるが、一部の観光客しか呼び込めてない現状である。 新たな観光素材の開発と「食」の魅力づくりによって、さらなる入れ込み客を増やしたい考えている。 神社・仏閣を中心として、地元の伝説、民話を基に、「龍」をテーマとして観光資源としての商品開発を進めることとした。 棚田を活用した「龍」をモチーフとしたわら細工づくり、「龍」をイメージした「辛」がテーマの食メニュー開発、神社を中心とした「祭」の再現と新たなイベントの創造等を進めていくこととなった。 民泊事業者、農業者、宮司、等々の連携を進めた結果、協議会以外のメンバーも参加できる体制を構築し、次年度以降につなげることができた。 新たな事業構想を固めていく中で、若手の参加者が増えてきた。 クラフトビール醸造所の創設プランもあって、「食」の魅力づくりはさらに進展していく予定。 2年度目は、若手メンバーを中心に、高齢者メンバーのアドバイスもくわえて、持続可能な体制構築を図っていく予定で、新たな体制構築を進めている。