田中徳子（たなかのりこ）
株式会社ワンダーマート 代表取締役
私が貢献できること
食関連の専門家として中小企業支援の実績を積んで来ました。商工業者向けの支援では、補助事業活用などにより経営改革の実績もあります。そのノウハウは、6次産業化の現場でも多数生かしてきています。特に、6次産業化の支援現場では、生産するもの特性を十分に活かせる商品プランを策定するところからの支援が必要で、保有しているフードコーディネーターの知識を活用することができています。また、昨年11月に「デジタル推進員」を拝命しております。既に、地域の情報発信の方法としてSNSの活用の仕方について生産者の方からにアドバイスを求められ応じています。
■ 得意分野の実務経験・支援実績の概要・成果
| 年月日 | 地域 | 農林水産物 | 専門分野 | 概要・成果 |
|---|---|---|---|---|
| 2013/１-2013/３ | 宮城県南三陸町 | わかめ | 新商品企画 | 東日本大震災後、専門家として加工所の復興支援をし、加工品の商品化を実現。 震災前は、漁協にわかめを納入するだけの漁業者だったが、復興支援補助事業は、自らが商品を販売することが求められたため、事業主を支援し、初めての独自の商品化と販路開拓を支援した。 それ以降、継続して新商品開発や、販売促進についての支援を行っており、支援実績シートにも記載したように、加工所を整備しなくても体験商品を開発することで、売上の向上を実現している。 直近の報告では、コロナ禍で人の往来が滞る中でもオンラインで開催できる環境を整備し、この体験商品が売上の20％を占めるまでに成長を遂げていることを報告いただいている。 |
| 2019/10-2020/02 | 奈良県田原本町 | 地域野菜 | 新商品企画 | 一度廃業をした醤油蔵が、民泊事業とともに復活する準備事業にてコンサルティング。 レストランで提供するメニュー提案や、お土産など販売する商品開発をするため、地域住民向けにセミナーなども開催した。 |
| 2022/09/20-2024/03/20 | 秋田県横手市山内地区 | 蕎麦、里芋（いものこ） | 新商品開発、販促活動／道の駅さんないの経営改善計画 | 地域の特産品を活用し、冬季間も売上られる商品作りをしたいとの相談。地域的に特産品のブランディングも行われているところなので、商品開発を頻繁に行うよりも販促活動に力を入れるべきと提案。キャンペーンイベントの計画と告知、実施を計画的に行うことと、効果の測定と改善の仕方をアドバイスし、認知度向上などの実績を残すことが出来た。 また、生産物の出荷外品を販売したいという要望もあり、こちらは、地域の生産者のお母さんたちに自慢の逸品についてレシピを募り、道の駅内のレストランで提供するとともに、生産品の売り場の傍にはレストランで提供中であることが分かるPOPと、レシピを印刷をして商品の傍におくことで、レストランで食べたメニュー → 美味しい！ →家に帰っても簡単に作れる♪ という嬉しい循環を起こした。 |
| 2022/09/13-2023/03/27 | 秋田県横手市 | 里芋、蕎麦 | 商品開発、販売促進 | 生産物の未利用部分を生かし、メニュー開発・商品開発についてアドバイスをした。イベント企画等も行い、販売実績を残している。 |
| 2022/01/06-2022/12/28 | 秋田県横手市 | ぶどう | 新事業展開 | 日本酒メーカーが新たにワイン製造に参入するために必要な準備に関し支援を行った。 ・製造所の建設 ・果実酒免許取得のための支援 ・製造設備導入に関する支援 ・農業への参入支援（認定農業者申請の支援） ・圃場整備に伴う支援 等 |
| 2023/04/18-2023/06/20 | 秋田県にかほ市 | 近海で獲れる地魚 | 商品開発（観光コンテンツ） | 加工品を作らず、利益率をあげて販売できるコンテンツ商品開発の事例を紹介し理解いただいた。事業者がこれまで行ってきたワークショップの完全プログラム化と地魚を販売する拠点作りについて事業計画を作成するようアドバイス。 事業者はかつて調理しの経験を有しており、観光コンテンツとして現在の作業所を活用して魚をさばくことが観光商品になるならば、経費をあまりかけずに新しい事業に取り組み、素材を生かすことが出来ると意欲的だった。 |
| 2022/11/01-2023/03/31 | 秋田県秋田市 | えだ豆 | 商品開発・販売促進 | 秋田県産の枝豆を活用したチップスの開発や秋田県産の豚肉を乾燥させたジャーキーの開発などを行った。 普段使いから、お土産までを想定したパッケージ作りで、販路を獲得。現在はペットと泊まれる温泉宿のお部屋置きのペット用おやつとして宿からの注文を獲得している。 |
